kariadの戯言

思ったこととか感じたこととか何か書きます

iOSDC Japan 2019でコードカバレッジについて話してきました

ごきげんよう、かりあどです。

iOSDC Japan 2019の2.5日間の日程全て終わったので少し感想とか書きます。

発表資料

speakerdeck.com

自分の発表

こうした大きな場での発表は初めてだったのでとても緊張したけどなんとか無事終わって良かったです。

発表の内容自体はわかりづらいところや、冷静に見直すと単語など前提知識を要するところがいくつかあったかもな...と思っています。 特にタイトルでブランチカバレッジと銘打ったのですが、こちらが誤解を招いてしまったかもしれないという点とLLVMとはみたいな説明を一切しなかった点です。

カバレッジについてはブランチという単語がGitにも存在することから紛らわしかったかなと思っています。 ブランチカバレッジはコンディションカバレッジとも呼ばれるのでこちらを選択する方が適切だったかもしれないですね。

LLVM等の単語については30分という限られた時間では全ての用語を説明する時間もなく、SwiftのバックエンドはLLVMなんだという説明をすっ飛ばしてしまいました。さらにはLLVM IRの説明すらしなかったですね...。 ただLLVM IRが何かということは今回の発表の本質ではないと思っているので、時間的に仕方なかったとも思っています。LLVM IRについては@rikusoudaさんのLTで説明あったのでもしモヤモヤしてしまった人がそこで補完できていたらいいな...と勝手に思っていたりもします。

とはいえ何もわからないところからスタートして準備にかなり時間がかかったので、良かったと感想いただけるのはとても嬉しかったです。

こうした感想は懇親会で話しかけてもらえるのもとても嬉しいのですが、Ask the Speakerに来てもらえると最高に嬉しいんだということも今回自分が待つ立場になってわかりました。

今回Ask the Speakerにday2で発表もされていた@kateinoigakukunさんが来てくれてさらに発表に関連した内容を一緒にさらに深掘りしたりと次のスピーカーの方が来るまでめちゃくちゃ楽しい時間を過ごすことができました。双方向コミュニケーションできて大変良かったです。Ask the Speaker来てくれると本当に嬉しいのでみんな積極的に行きましょう!

また、今回の発表をするにあったって色々調べたのですが、調べれば調べるほどわからないことが増えていくという感じでした。 そのため今はわからなくて話せなかったけど、みたいな内容もあるのでそこはこの後じっくり調べて見てどこかでアウトプットできればなと思います。

聞いた発表

今回自分が聞いて特に印象に残り良かったと思うトークはday2の@koherさんの「Heart of Swift」 です。 最近仕事ではJavaを書くことが増えたのですが、頻繁にSwiftのが書きやすいなとか個人的に好みな表現ができるなということを感じています。

そうしたSwiftのHeartをとても丁寧に解説していただけました。Swiftという言語の根幹をなす思想、そして今後の向かう方向...。

Value Semanticsは一応値型には参照型のオブジェクトは持たせないようになどは心がけていたのですが、単語として、その明確な定義を今まで知らなかったですが、今回の発表ですごくわかりやすく説明していただけので理解することができました。今までやっていたことがなんでそうするのか、できていなかったことをなぜやるのかを説明するためのとても貴重なお話でした。

POPについては型としてのProtocolと制約としてのProtocolという使い分け、意識しての分けは全くできていなかったのでそうなのか、とちょっと感動しました。

何度でも見たい最高のトークだったと思います。

全体感想

懇親会や茶会では今までお話したことなかった方など色々な方とお話できて楽しかったです。

スタッフのみなさまもお疲れ様でした。おかげでとても楽しいiOSDCを過ごすことができました。

来年も参加したいですね!