kariadの戯言

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iOSDC Japan 2023 ポスターセッションの感想

iOSDC Japan 2023にてポスターセッションで発表を行いました。 今回は次回以降もポスターセッションが募集された場合に、応募しようと思った方が実際ポスターセッションってどうだったのか、参考になればいいなと思い感想とやったことを書いていきます。 ポスターセッションの発表自体は以下のリンクを見てください。

robust-ticket-b56.notion.site

なんか色々書いていたら長くなってしまいました。結論はポスターセッション発表めっちゃいいぞです。

事前準備編

正直にいうとプロポーザル応募時点で、A4で10枚という制限で足りる内容かどうかは深く考えずに、ポスターセッションと言う特徴を最大限活かした答えがなく議論できるテーマにしたいと思い今回のプロポーザルを提出しました。

実際にポスターを作成するにあたって、議論するための前提情報を詰め込もうとしたらテキストが多くなり、フォントサイズを大きめにしようと思うと10枚では足りないだろうということもわかりました。

そこでまずはNotionに全ての説明を書き、そこから最低限理解できるようにしつつ情報を削ってポスターを作成しました。 またポスターにNotionへのQRコードを載せることで全ての説明を見れるようにもしました。

またポスターにどれだけ情報を載せるかというのも悩みポイントでした。 ポスターセッションは常に自分が隣にいるのであれば、図や表を中心として口頭で説明するのが最もわかりやすくなるかと思いますが、今回の形式では自分自身もトークセッションを聞いていたり、スポンサーブースを回っていた場合は隣で説明することができません。 そのため、自分がいなくてもある程度わかるようにテキストによる説明も多めに載せる選択をしました。

当日編

せっかくポスターセッションに採択してもらえたのだから、元々議論したくてこのテーマにしたということもあり、極力ポスターの側にいようと考えていました。 そのため、トークは数本聞いたのみで残りはポスター側かブースを出していたのでブース、たまにアンカファレンスに参加するという過ごし方をしていました。またお昼ご飯のタイミングもここが一番人がきてくれる可能性が高いだろうと考えてお昼ご飯を食べずにポスター側で過ごし、後でご飯を食べるなどもしていました。

この過ごし方をしたおかげか、それなりの人数とポスターについてお話しすることができました。 もちろん常にポスターを見にきてくれる方がいたわけではなく、暇な時間もありましたが、これは難しい選択でしたが、貴重な機会を逃さないためにはこれくらいしてよかったなと思っています。聞きたいトークもあったけどその代わりに得られた体験もあるので後悔はしていないです。

ただし完全に暇だったわけでもなく、同じルームにスポンサーブースがあったので、ポスターを誰も見ていない時はスポンサブースを回ることでポスター側にいつつ、コミュニケーションを取ることができたのは配置的によかったポイントだったと思います。

また、ポスターセッションならではの体験として、同じポスターセッション発表者同士でコミュニケーションを取ることができました。 お互いのポスターを見ながら話すことができ、楽しかったです。

一個だけ注意点があるとしたら、思った以上に話すので、普段めちゃくちゃ喋っているわけではない場合、喋りすぎて喉が枯れそうになるという点です。 ポスターセッションは会期中がずっと発表タイムです。これはすごく嬉しいことで、自分の話したいテーマについて無限に話すことができるため、ついつい喉を酷使してしまいました。

当日の過ごし方として、発表しながらも緊張せずにリラックスして過ごせる、というものよかった点です。 以前トークセッションに採択された時は発表終わるまで緊張でドキドキしていたのが、今年のポスターセッションのみの場合は大人数の前で話すわけでもなく、決まったことを話すわけでもなく、時間制限を気にすることもないので、ポスター側での説明も気楽にすることができました。

もし来年以降もポスターセッションがあり、採択された方はぜひポスター前に多めに居てみてください。 きっとこの発表形態でしか得られないiOSDCの楽しみ方があります。自分は最高に楽しめました。

まとめ

ポスターセッションめっちゃ体験よかったです。個人的にはめちゃくちゃおすすめできます。

当日貼られたポスター